貨幣状湿疹(かへいじょうしっしん、英: Nummular dermatitis, Discoid dermatitis)は、形状によって分類された湿疹の一つである。
症状
その形状が貨幣状・円形・類円形の形をとる湿疹である。典型的には、紅色の丘疹からはじまりそれが拡大してできる。単発がほとんどである。
高齢者の乾皮症・皮脂欠乏性湿疹・アトピー性皮膚炎に併発しやすい。掻痒は非常に強い場合がある。
鑑別診断
タムシ・Bowen病との鑑別が必要なことがあり、必要に応じてKOH検査(皮膚真菌検査)・皮膚生検が行われる。
治療
外用剤としてステロイドが使われる。その他、痒みが強い場合は抗アレルギー薬の内服を行う。
皮膚の傷跡、やけど跡などに関する用語
[post_ads_2]